研究方針
生薬学・漢方分野では、先端科学・分析技術を取り入れた生薬由来医薬シードの探索研究や優良な薬用資源の安定供給に資するテーマ、また、漢方薬の適正使用につながるエビデンスの創出など幅広い課題に取り組んでいます。
自作抗体を用いたELISAや質量分析計による量る技術、ハイスループットスクリーニングによる探す技術、遺伝子改変や体内時計を応用した産生量を操作する技術を活用して薬用資源を科学します。これまでに培った国際ネットワークを生かして世界の貴重な薬用資源を精査するとともに、地元企業や自治体と密に連携することで薬用資源の付加価値を創造し、地域の活性化に貢献します。
生薬・漢方薬は健康維持増進 (ヘルスケア)において極めて重要な役割を担っています。上記の国際的かつ地域に根ざした研究活動を通じて、グローバルな視点とローカルな視点を兼ね備えたヘルスケアのスペシャリスト・グローカルヘルスケア薬剤師の育成を目指します。